モノタロウは2000年の創業以来、「資材調達ネットワークを変革する」という企業理念のもと、テクノロジーとデータの力であらゆる事業者の間接資材調達プロセス効率化による生産性を向上することを目指して、日々挑戦を続けてまいりました。そして、お客様、お取引先様、従業員の支援のおかげで、多種多様な事業者全般の資材調達プラットフォームとして成長を重ねることができました。
この成長に伴い、持続可能な社会の実現に向けて、気候変動や人権問題など社会問題にも配慮した上で成長を継続できるよう、自らが主体性と一層の覚悟を持って取り組みを継続してまいります。
当社はかねてより、災害時の物資の供給や地域社会でのボランティアなどの活動をしてまいりました。2021年よりサステナビリティプロジェクトを立ち上げ、温室効果ガス(GHG)排出量の抑制、廃棄物の削減といった、より環境負荷の低い物流オペレーションの推進や、環境・人権にも配慮した調達網を確立するためのガイドラインの配布などを進めています。
気候変動対策では、2030年までにCO2排出の絶対量50%削減(2020年比)を目標とし、自社所有の物流センター屋根に断熱塗料を塗布することによる倉庫内気温の低減や、自社倉庫設備のコンプレッサー圧を最適化すること等による温室効果ガスの排出抑制に加え、主要物流3拠点の使用電力を再生可能エネルギー由来に切り替えるなど、達成に向けて取組を進めています。
また、ダイバーシティ&インクルージョンでは、従来からのビジネスコンダクトガイドラインに沿った差別のない職場環境に加え、女性をはじめ多様性に富んだ人材の活用やそのための支援制度、人材育成の制度の構築に取り組んでおり、その着実な運用を通じ、持続的な成長に向けて、より強い企業体質を作ります。
モノタロウがよりよい未来に少しでも貢献できるように、また、これからの10年、20年後に私たちの事業が世界のお客様に価値あるものとして認めていただけるよう、今後も世の中の変化を観察・傾聴し、持続可能な社会の実現に向けて行動してまいります。
代表執行役社長 田村 咲耶