トップメッセージ


代表執行役ご挨拶

変化への対応力を高め、「挑戦と敬意」を力に「資材調達ネットワークを変革する」


日頃より格別のご愛顧ならびにご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。
モノタロウは2000年に、ユーザーにとって手間のかかる間接資材調達においてインターネットの技術を活用することで、見積なしで価格と納期をすぐに確認でき、そのまま購入できるという、革新的なEC事業を立ち上げました。今年、当社は創業から24年目を迎えます。市場環境は変化を続け、Eコマースサービスは、現在では一般消費者に広く浸透し、その活用はBtoB市場のあらゆる規模の企業に広がっています。しかしながら、間接資材市場全体からするとEC化の度合いはまだ低く、当社が様々な面で産業社会に対して貢献できる可能性は広がっています。

現在、登録口座数は900万を超え、さまざまな業種のお客様に当社サービスをご利用いただきました。間接資材調達の前後に発生する工程をも理解し、モノタロウだからこそ提供できるサービスの向上を推進します。

「見つかる、スグ着く、必要なもの、仕事がはかどるモノタロウ」は当社の2024年CMのキャッチコピーです。私たちは、多くの事業者に「仕事がはかどる」体験を提供し、その結果生まれる「使える時間」が、生産性の向上や新技術の開発、新ビジネスの創造といったお客様の事業発展につながることを目指しています。

我々を取り巻く社会環境や市場環境はますます変化の激しいものとなっています。そのような時代の中で、我々はデータや、AIやロボットを用いたオペレーションの自動化など技術の進歩を積極的に取り入れ、効率的な運用に取り組んでいます。
また、「他者への敬意」を基本とした行動規範の実践により、多様な個性や能力をお互いが認め合うことでチャレンジ意欲を高め、新たなアイディアやイノベーションを創出する環境を醸成し「資材調達ネットワークを変革する」という理念の実現に向けて、従業員とともに挑戦し続けます。

本年1月より、当社は新たな経営体制に移行しました。これまでの成長モデルをさらに磨き上げ、新たなステージに繋げていきます。「お客様ニーズの理解と解析」を通じて、利便性向上への飽くなき追及と実践的な事業戦略を策定し、提案力を高め、適切に実行していきます。

時間は有限です。産業における『人手不足』と『本業にかける時間の不足』を当社のサービスで改善し、お客様の「時間の価値を高める」という変革を起こし、そして変革が連鎖することで産業全体が発展していくことを目指し、行動していくことが私たちモノタロウの社会的価値だと考えています。当社のカルチャーである「挑戦と敬意」を力に、従業員一丸となって邁進してまいります。

取締役兼代表執行役会長 鈴木 雅哉
代表執行役社長 田村 咲耶

創業の志

互いに敬意を持ち仕事をすること。
小規模な変革を迅速に試し、その結果に従うこと。
これさえ守れれば、モノタロウは成長し続けます。


企業の創業には社会的な使命があります。まず、第一に社会に新たな価値をもたらす事です。
全ての業界には既存企業があります。そしてその業界のおかれた環境において最適化の努力をしています。そこに入り、勝つ為には社会に求められているが、存在していない新たな価値をもたらす必要があります。

2000年に私が仲間たちとモノタロウを創業し、間接資材の業界に参入した時、この業界の複雑な商流通をインターネットを利用したデータベースマーケティングで変革することでユーザーの皆さんに価値をもたらすことが出来ると感じました。そしてその価値を信じる仲間たちと全国のあらゆる現場に無駄な手間をかけることなくモノが足るよう、新しく効率的な購買プラットフォームを構築し提供することで間接資材調達の仕組みを変えてきました。

しかしながら、こうした新しい価値も常にその意義を問い続け、進化・発展させられなければすぐにその社会的使命を終えてしまいます。そこで第二に大切な使命はその企業自身が社会への貢献を継続出来る進化を続けられることです。
会社と云う熟語は逆に読めば社会です。私は良い会社=良い社会を作る事でこうした社会的使命を果たせるようにしたいと考えました。会社の構成員ひとりひとりが会社を自分の居るべき社会と思う事が出来れば存在のために必要な進化がシステムの中に組み込まれます。

そのためにまず必要なことはお互いに敬意をもって仕事をすることです。
この敬意は会社内部だけでなく、外部にも広がる事でモノタロウは社会の信頼の輪の一環になります。そして、常に変革を小規模で試し、その結果に従い進化することでモノタロウは今後も成長しつづけていけると信じています。

取締役